直訳すると、セックスと世界の終わり・・・
今日の一冊は【セックス・アンド・ワールズエンド】(成瀬一草 著)です。
表紙がとても印象的で購入してしまいました。
睨むような表情がかっこよい。
シーモアでは★4.3 コメント数は188件
友人の連帯保証人になってしまった主人公・泉(いずみ)※表紙の青年 が、借金取り・正夫(まさお)に追われているところから話は始まる。逃避行の途中で正夫につかまってから、借金返済のために泉の実家へと向かうことになった二人。文無しの泉にどうやって金を返させようか悩む正夫は、ホテルでシャワーを浴びる泉の体に欲情。借金をまけるからという言葉で泉をたぶらかし、そのまま抱いてしまう。体の相性がよかったふたりは、旅をしながら何度も体を重ねるように。実家へと向かいながらいろんな話をしていく中で、距離が近づいてきたのか、正夫は借金取りの元締めから「早く金を返させろ」という催促をうっとうしく思うようになりーーー。
という話。
あらすじが長くなってしまった。もっと短くわかりやすく書けるようになりたいな。。
まあいいや。とにかく。
表紙と実際の絵柄の印象が違っているから、気になっている人は注意が少し必要かもです。表紙はこう、透明感というか美しさが際立っているけれど、実際の絵柄はもっとシンプルで、可もなく不可もなくといった感じ。
体から入って次第に仲良くなっていくという話で、そういうストーリーは別にありだと思っているけれど、ふたりの心の距離が縮まる要素がよくわからなかったなという印象。
ダメでは別にないけれど。
攻である正夫のビジュアルはワイルドでかっこよかった。だからなんというか、ビジュアルで騙されているけれど、攻はわりとずっと最低、というかちゃんと借金とりらしいガラの悪さで。
そこまでお互いがお互いを意識するイベント的なのがないところが若干違和感。もちろん、いつの間にか好きになってたって展開はあると思うけど、借金取りと追われるという関係性で、特に相手を見直すきっかけなんてないのにいつの間にか相手を好きになったりするんかな・・・
体の相性がよくて、そっから相手に興味持って執着するようになった感じ。
なので、ぐっと心にくるとかめちゃくちゃ感動するとかはない。
ただ、キャンキャン言ってる気の強いけど快感ですぐ音を上げちゃうちょろめの受とワイルドでSな攻の組み合わせが好きな人なら萌えるかもしれません。
個人的に乳首ピアスは特に癖ではないけれど、好きな人なら楽しめるとも思います。ちくぴを有効に活用してプレイしてたりするから。